一般社団法人日本看護学教育学会第33回学術集会 一般社団法人日本看護学教育学会第33回学術集会

ご挨拶

藤野 ユリ子

日本看護学教育学会 第33回学術集会

会長 藤野 ユリ子

(福岡女学院看護大学 シミュレーション教育学教授・シミュレーション教育センター長)

この度、日本看護学教育学会第33回学術集会を2023年8月26日(土)・27(日)に、福岡国際会議場において開催させていただくことになりました。このような栄えある本学会の学術集会を、会員の皆様、関係者の皆様のご支援・ご協力のもと、福岡の地で開催する機会を頂きましたことに、心より感謝申し上げます。

学術集会のテーマは「未来の看護をきり拓く 看護学教育のトランスフォーメーション」といたしました。少子高齢化や疾病構造の変化に伴い、看護職には多様な場における対象の多様性・複雑性に対応した看護を創造する力が求められます。このような予測困難な時代にあっても未来の看護をきり拓き、創造的な看護が実践できる人材を育成する看護学教育の変革(トランスフォーメーション)をメインテーマといたしました。

COVID-19パンデミックにより変更を余儀なくされた教育の実践では、実習時間の短縮や教育DX導入など、現状に合わせた新しい教育の取り組みがなされてきました。パンデミックで経験した看護学教育では、「臨地でしか学べないものは何か」が問われ、教育の在り方を再考する機会にもなりました。この経験を踏まえ、これまでの看護学教育の本質を見極めながら、新しい教育方法の展開を考えてみたいと思います。

2023年8月の生活様式がどのようになっているのか確実な予測はできませんが、現在は、福岡の地で参集し、顔を合わせ、たくさんの討論ができるように、学術集会の準備を進めています。本学術集会への参加、発表、交流を通して、これからの看護学教育の展開を考えるための、プログラムを準備しております。

企画委員一同、有意義な学術集会となるよう努力しておりますので、多くの方にご参加いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2022年8月吉日

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